高圧洗浄して塗装前の状況を確認します。
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
今日は、施工中の現場を見に行ってきました。
塗る前に汚れを落とします!
本日の作業は高圧洗浄です。
大きな桶に水を溜めて、ガソリンのエンジンを使った
強力な業務用高圧洗浄機で塗装する部分の汚れを落としていきます。
家庭用と比べても本当に強い圧で洗浄するため、
表面についた汚れだけでなく旧塗膜も
だいぶ剥がれます。
前回の塗装からだいぶ年数が経っているのもあり、
塗膜がだいぶ傷んでいます。
素地が傷んでいるとパテ施工跡も・・・
塗膜だけでなく、モルタルで埋められているビス穴の丸いくぼみも
顕現してしまっていました。
中を見てみると、中のビスの錆もかなり進行しています。
おそらく、ビス穴は爆裂によってモルタルが取れている状態です。
爆裂って何!?
爆裂とは、コンクリートなどのモルタルの壁の建物で起こる現象で、
モルタルの防水性が低下することによって水が内部に侵入し、
それによって中の鉄筋などの金属が錆びて膨張し、
表面のモルタルが押し上げられて裂けてしまう現象のことです。
同時期に施工したものはもれなく傷んでいまして・・・
ほとんどすべての穴が、蓋が取れていたりヒビが入ってしまっているのがわかります。
爆裂の原因になる錆の進行を押さえるのは必須!
今回の施工では壁を塗る前に、中のビスに錆止めを塗って、穴を再度モルタルで埋める処理をします。
こうすることによって、これ以上錆が進行するのを抑制し、
表面も滑らかにきれいに仕上げます。
高圧洗浄で洗っているうちに、取れかけていたモルタルの蓋が
ボロボロ落ちていきます。
もういっそのこと、あやしいところは全部一旦撤去して、
きれいに補修してしまいたいものです。
最終的にどのように仕上がるか、施工を見守っていきたいと思います!