屋根カバー工法 ケラバ編
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
スレート屋根にガルバリウム鋼板を被せる工事
今日は、屋根カバー工法を施工中の現場を見に行ってきました。
もうだいぶ形になってきました。
仕上げ作業のケラバに取り掛かります
平場が仕上がってきたので、今日はケラバの板金作業に入ります。
ケラバと言うのは、屋根の両端の部分です。
屋根材の断面が切りっぱなしで見えてしまっているので、この部分を
収めていきます。
使うのは、この材料です。
これを、屋根の端の部に取り付けていきます。
先端部分を四角く加工して、しっかり蓋をするような形をつくります。
手慣れた技と慢心しない基礎やマニュアルの重視!
設計図も何もないのに、現場で長さを測りながら上手に加工していきます。
先端を取り付けたら、下から順に少しずつ重ねながら設置していきます。
重ねる部分の長さや、間に打つシーリングの量はマニュアルで決まっているそうで、
正確に施工されていきます。
たくさん重ねればいいという訳では無い
最後の峰の部分では、少し長さが余ったため、材料を切って使用していました。
少しだけだったため、重ねる長さを長くすれば、切らなくても済むのでは?
と思い、職人さんに質問してみたところ、
重ねる部分が長くなると、材料同士の干渉が多くなり、
時間が経つと浮いてきたりして隙間ができる原因になるそうです。
なるほど、現場での横着は施工不良につながると納得しました。
一方こちらも仕上げ作業に!
一部形が複雑な部分の平場が貼り終えそうな状況ですが、
こちらでは謎の木の棒を取り出して設置していました。
仕上がりの美しさを重視!
峰の左右が均等でない部分は、下から順番に施工したときに、
頂上で高さが合わなくなるそうで、峰が均等になって中央がしっかり合うように、
高さを合わせるために使用するそうです。
たまに峰の板金を乗せて、均等になるか確認しながら作業を進めます。
まだ下地の見えている部分が!
一部、まだ防水シートの水色が見えている部分があります。
ここには、屋根材を被せるのではなく、水切りを設置するようです。
なにやら細かく調整しながら加工しています。
見ていても、完成形がわからなくて職人さんの頭の中に
どんな設計図があるのか想像が及びません。
だいぶ完成に近づいてきていますが、峰の施工は明日になりそうとのことです。
完成が楽しみです。