豊橋市神野新田町の塗装現場へ
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
今日は、豊橋市神野新田町にある現場へ行ってきました。
シーリングと塗装の同時進行
今日は、シーリング塗装の職人が一緒に入っている珍しい状況でした。
この現場は、窯業系サイディングの外壁の母屋と、
ガルバリウム鋼板の外壁の倉庫の2棟の施工です。
シーリング施工済みの倉庫は塗装に着手
ガルバリウムの倉庫はシーリングの施工が終わっており、
塗装に入っていました。
塗装作業は上から順にするのがセオリーなので、
今日は屋根塗装かと思いきや屋根は施工除外なのだそう。
なので、外壁のケレンが終わって、養生作業と付帯部の
錆止めの塗装を2人の職人が同時進行で行っていました。
シリコンシーリングが付いていた部分は対策済み
もともとのシーリングの施工が、シリコンシーリングだったため
塗料の付着がしにくいのではと心配していましたが、
しっかりと被せるようにウレタンシーリングで施工されていたので大丈夫そうです。
倉庫なので、さほどサッシなど多くはありませんが、
電気が通っているので配線なども汚さないように養生してありました。
錆止めも上塗りに合わせた色で
付帯部は黒で塗っていくため、下塗の錆止め塗料も黒いものを使用します。
一昔前は、錆止めといえば赤茶色の塗料のイメージでしたが、
最近は黒や白、グレーなどの錆止めが主流になってきて、
上塗りの色に合わせて使い分けています。
下塗と上塗りで色が違いすぎると、下塗の色が透けて
きれいに仕上がらないため、透けを防ぐ効果があります。
屋根の鼻隠しを下塗する際は、細めの刷毛とローラーを使用していきます。
細かいですが、鼻隠しには軒樋が取り付けられている金具が付いているので、金具も一緒に塗っていきます。
やや折り返してある裏の部分も丁寧に塗ります。
見えないところも手を抜かない職人のこだわりが感じられます。
剥がれを起こしやすい外壁材は下塗材で対策
ガルバリウムの外壁は、塗膜が密着しづらく、剥がれを起こしやすい下地です。
金属でできている分、熱を持ちやすく、熱による膨張や収縮を起こしやすい
のが原因の一つです。
なので、塗料もなるべく伸縮性が高く下地の膨張に追従できるものを使用したり、
下塗材で密着性を高めることが重要になります。
今回使用するのは関西ペイントのRSバリア
外壁の下塗材には、関西ペイントのRSバリアを使用します。
この下塗り材は、上塗り剤の付着力を高めるプライマーの役割と優れた防錆効果を併せ持つ
下塗り材です。
ガルバリウム鋼板は、表面に亜鉛メッキが付いていて錆びにくくなっている分、
塗料の付着もしにくいというデメリットもあるため、ガルバリウム鋼板には
もってこいの下塗り材といえます。
一方シーリング作業は・・・
一方、シーリングの作業も黙々と進んでいました。
作業の邪魔になる障害物は一旦外して
もともと、木目調のルーバーフェンスが取り付けてありましたが、
フェンス周辺のシーリングもしっかり施工するため、
一旦外してありました。
↑元の状態
↑外した状態
玄関前のガレージと2階バルコニーの広範囲についていたので、
思いっきったなぁという印象です。
これで心置きなく刃物が振るえます
障害物もなくなったので、目地にカッターを入れてしっかり撤去していきます。
基本横の移動をしながらの作業なので、撤去途中のシーリングがぶらんと
ぶら下がっている状態です。
塗装の大敵シリコンシーリングも撤去済み
雨漏りでDIYで施工されていたシリコンシーリングも撤去してありました。
↑元の状態
↑撤去後
シリコンシーリングは固くて、撤去が大変そうなイメージでしたが、
施工後年数が経っていれば撤去もさほど大変ではないようです。
カッターで切り込みを入れただけではシーリングは取れないので、
小さめのマイナスドライバーを使ってシーリングを撤去していました。
シーリング施工用の専門の道具があるのかと思いきや、やはりマイナスドライバーでした。
量がたくさんあると、撤去するだけでも大変な作業です。
途中何度もカッターの刃が折れていました。
カッターも消耗品なんだなと改めて実感した日でした。