養生テープに『コロナ処理』?
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
今日は、豊橋市東小鷹野にある現場へ行ってきました。
外壁は中塗作業中
今日は外壁の中塗作業の続きです。
家の形状が複雑で、思ったよりも面積が広く時間がかかっているそうです。
白い下塗りの上から、クリーム色の中塗り塗料を塗っています。

塗らないところには養生テープ
軒天も同じ色で塗っていますが、使用している塗料が違うので、
はみ出さないように養生テープを貼って作業していました。
厳密には違う塗料なので、外壁用の塗料が軒天に付着してしまうと
艶感の違いなどから美しく仕上がらなくなってしまう恐れがあるので、
気を付けて塗っているそうです。
塗装現場で使う養生テープの種類
塗装現場では、養生テープを使用する場面が多々あります、

養生テープと一口で言っても、実は種類が多種多様で、
状況によっても使い分けているそうです。
下地に影響を与えにくいので重宝するのは
外壁など塗装面に使用する養生テープは主に紙のテープで、
種類によっていろんな色のテープがあります。
紙テープを選ぶときのポイント『粘着力』
使い分けるときのポイントは、粘着力の強さによるところが大きく、
あまり強すぎると塗膜が剥がれてしまうし、弱すぎるとしっかり養生できず
途中で剥がれてしまう恐れがあります。
外壁の素材によってもくっつきやすい外壁とくっつきにくい外壁があるので、
リシンなどの骨材の入ってザラザラした外壁だとくっつきにくいので
粘着力の強めの養生テープを使用することが多いです。
粘着力だけじゃない!重要なのは『コロナ処理』!?
そこまでは認識していたのですが、テープを選ぶポイントはそれだけではないそうです。
外壁塗装の現場において重用なテープの要素は、『コロナ処理をしてあるかどうか』だそうです。
初めて聞く言葉でしたが、『コロナ処理』がしてあるかどうかで現場のやりやすさは格段に違うんだそう。
塗装現場における養生テープは、上から塗料が付くことが前提で使用されますが、
差が出るのは『テープを剥がすとき』なのだそう。
3回塗る間何日も貼りっぱなしになるので・・・

このように塗装が終わった後のテープは上に塗料がしっかり付着していますが、
テープにコロナ処理がされていないと、剥がしたときに固まった塗料がボロボロと欠片になって落ちてしまうため、
塗装した後の壁に静電気で付着したり、地面に落ちて現場が汚れるため清掃が大変になるそうです。
塗装作業の邪魔になる塗膜の欠片を散らせない効果!

養生を剥がしたあとも、塗装作業は残っているため、固まった塗料の欠片が現場に舞っていると
塗料に混じってしまったり、壁に付いていると塗るときに邪魔になることがあるので、
養生テープに付いた塗料が現場に落ちないという要素はとても重要なのだそうです。
塗装用のテープならコロナ処理されているものが多い!
昔はコロナ処理をしていないテープも多かったそうですが、最近の塗装用の養生テープは
コロナ処理がされているものが多いのだとか。
ただし、シーリング施工用とか違う用途のものに関してはそうでもないそうなので、
同じように見えても道具の持つ専門性の意味合いは意外と大きいんだなと感じました。




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