中毒に注意!ベランダにこもるシンナー臭
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
今日は、豊橋市東小鷹野にある現場へ行ってきました。
外壁は仕上がったので・・・
今日の作業は、ベランダのトップコートと塀塗装、付帯部の上塗り作業です。
塗装作業は仕上げです。

塀は中塗まで完了している状態でした。
乾くのを待ってもう一度同じ塗料で上塗りを行います。
ベランダでトップコートを塗る作業中

ベランダのトップコートは上塗り作業中です。
重くて下に溜まりやすい揮発したシンナー
使っている塗料は強溶剤なので、シンナー臭が強いです。
強溶剤の場合、揮発したシンナーが空気より重いため下に溜まりやすく、
ベランダの中に溜まりやすいため中で作業する場合は特に中毒にならないように
対策が必要です。
排水口から屋内へ入ることも
排水溝から下に抜ける際には、室内にも臭いがいきやすいそうで
室内にいてもシンナーの臭いがすることもあるそうです。

屋外での作業だと屋内に関しては油断しがちですが、特に臭いに敏感な
ワンちゃんがいる場合などは配慮が必要になりそうです。

作業完了
トップコートが塗り終わりました。
あとは乾くのを待ちます。
切りよく休憩!・・・と思いきや?
ベランダの塗装が終わって、ちょうど午前の休憩の時間になりましたが
休憩に入る前に次の作業の付帯部に使用する塗料の準備を始めました。

使用するのは、焦げ茶色の溶剤系塗料です。
付帯部を塗るときは、基本的に溶剤系塗料を使用します。
これは、水性に比べて溶剤系の塗料のほうが密着がよく剥がれにくいとされているからです。
2液タイプなので、主材と硬化剤を混ぜ合わせて使用します。
硬化不良を防ぐために割合はしっかり守る!
混ぜる割合も決まっているので、きっちり計って入れていきます。
経験が長くなってくると、だいたいの塗る範囲で使用する塗料の量が
大体わかるそうで、今回は1キロほどの塗料を用意していきます。
しっかり混ぜ合わせる事が大事

主材と硬化剤と、シンナーをバケツに入れるとしっかりと機械を使って撹拌していきます。
混ぜ方が甘いと、材料の偏りが生じてきれいに塗ることができないので
念入りに混ぜていきます。
塗料を少し寝かせた方がいい理由
これから休憩に入るなら、塗料が硬化するのを防ぐためには
材料の用意は休憩後にしたほうが良いのでは?と思ってきいてみたところ、
撹拌時にどうしても気泡が混じるので、少し置いた方が気泡が抜けて塗るときには
きれいに塗れるそうです。
特に、溶剤系の塗料は密着がいい分、塗料に粘り気があるので気泡が混ざりやすいのだそう。

使用するローラーも準備して、一旦塗料を寝かせつつ午前の休憩を取ります。
現場仕事は体が資本ですので
塗装を含めて、建築系の現場では職人の健康や安全の確保のため10時、12時、15時に休憩を
取ることになっています。
作業に集中するとつい時間を過ぎてしまいがちですが、
しっかり水分や栄養を取りながら安全に作業してもらいたいものです。
気候に合わせた安全対策も
天気予報では、午後から強風が吹くとなっていました。
外壁の塗装時に、足場の壁抑えは塗装の邪魔になるのでジャッキを壁から離してあります。

風に煽られないようにネットを畳む
この状態で強風が吹くと、足場が風に煽られて揺れやすくなるため、ネットを開いたりして対策するそうです。
塗装作業以外にも、安全対策でいろんな作業がありますが臨機応変に対策してくださってるので
大変ありがたいです。
豊橋は冬場は強風の日が多いので、現場での安全対策はより気を使うようになります。
事故や飛散のないように適宜ネットをつけたり開いたりしながら安全な施工を心がけていきます。




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