洋風の外壁には漆喰は不向き!?その理由は・・・
2026.01.14 (Wed) 更新
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
今日は、豊橋市石巻本町にある現場へ行ってきました。
外壁塗装前の準備段階
今日の作業は付帯部の中塗と養生作業です。

まずは現場の様子を確認していきます。
外壁下地はモルタルに『カルクウォール』の吹付け

カルクウォールは漆喰塗料
外壁は、モルタルの上にカルクウォールというスイス製の漆喰
が施工されています。

傷みが目立つ状態に
現状、かなり漆喰の部分が剥がれ落ちてしまっています。
脆弱な塗膜は、高圧洗浄やケレンである程度剥がれ落ちますが、
全部がきれいに剥がれるわけではないのでまだらな状態です。
骨材がポロポロ落ちる不安定な状態

近くで見ると、小石のような骨材が入っており
触るとたまにポロッと落ちます。
このまま塗装すると下地ごと剥がれてしまうリスクがあるので、
なるべく下地を固められるように浸透性の下塗材を入れてから塗装する
必要があります。
日本の伝統的な家屋でも使用される漆喰
漆喰の外壁は、日本でもお寺や和風のお宅の軒で隠れる部分などに
施工されることがあります。

こういった日本家屋の特徴は、軒が広く雨にさらされにくいという点です。
軒が広く出ている日本家屋なら向いているが・・・
漆喰が、抗菌効果や透湿効果に優れるというメリットも有る反面、
水に強くないため雨や風に直接さらされる外壁には不向きです。
この物件も洋風の作りで軒が広くないのと、外壁全体という広範囲に
施工されているため傷みが激しくなってしまいました。
『水を吸いやすい』ことで起こる弊害も

外壁の素材は、水分を吸うと脆くなりやすくなります。
外壁に施されている漆喰だけでなく、下地のモルタルにもひび割れが
見受けられました。
継ぎ目が無くて美しいが揺れには弱い

モルタルの外壁は、一面継ぎ目がなくシンプルで美しいですが、
地震や強風の影響等で起こる揺れに弱く、衝撃を逃がす隙間がないため
ひび割れが生じやすいというデメリットがあります。
防水性を高めて外壁を保護
また、外壁は湿気に弱いため今回はより防水性が高い塗料で施工することになりました。
しかし、こういった外壁の場合、ただ防水性や耐候性の高い塗料を使用するだけでは、
壁に含まれた水分が外に逃げられずに今度は『塗膜の膨れ』の原因になることが
考えられます。
『膨れ』が起こりやすい状態
なので、今回は間を取ってつや消しの比較的透湿性のある塗料で塗装を行うことになりました。
外壁塗装の施工は、ほとんどの場合リフォームでの施工になるため、
下地の状態にかなり左右されます。
ただ性能のいい塗料を基本工程通りに塗るだけではトラブルが発生する恐れがあるので、
下地の材料や状態に合わせた施工を行うことが重要になります。
『自分で施工』は危険を孕む
DIYが好きな方であっても、外壁塗装は高いところでの作業や適した材料の選定、
下地の状態に合わせた下地処理など求められる専門知識や技術が多いので、
専門家に相談するなど慎重に行った方がいいと言えます。
一度塗ってしまった塗料はなかなか取ることは難しいので、後悔のないようにしたいですね!
付帯部は先に中塗まで

屋根付近では、付帯部の中塗作業を進めているところでした。
メインは外壁といっても、付帯部を塗り替えるだけでもだいぶ印象が違います。
雨樋は下塗の代わりにケレンを念入りに
雨樋は、下塗が必要ない箇所なので中塗と上塗りの2回塗りです。
塗膜の剥がれを防止するために、先にケレンと言ってヤスリで擦る作業を行います。

ケレンは、ケレンだわしや紙やすりなどで先に小さなキズをつけることで
目荒らしになり塗料の密着を良くする目的や、高圧洗浄でも取れなかった汚れを
取る効果があります。
塗ってしまうと表面が滑らかになるのでわかりませんが、剥がれにくい塗装をするために
は重要な工程です。




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