外壁塗装現場より
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
今日は、外壁塗装の施工現場を見に行ってきました。
外壁の上塗り作業を行っていました。
金属の外壁には油性塗料!
この現場は、外壁のほとんどがトタンのため、
水性塗料ではなく、シンナーを使用して希釈するタイプ
の塗料を使用しています。
臭いがキツめの溶剤系塗料
普段、水性の塗料だとさほど感じませんが、
ちょっぴり臭いがきつめです。
お隣との距離が近い分、作業スペースも狭く、
施工のし辛い状況ではありますが、
職人たちも足場を組み替えたりしてうまく工夫しながら
一生懸命塗ってくれていました。
特に傷みが激しかった部分は・・・
外壁の中でも最初の状態で傷みが激しかった
部分をみてみます。
この部分は、元々塗膜の膨れがありました。
塗膜の膨れは、壁の中に入った水分が、
熱で膨張して塗膜を膨れ上がらせてしまう現象です。
おそらく、まだ壁の中に水分が残ってしまっている
ことが懸念されるので、一旦膨れた部分の塗膜を
ケレンして、乾かします。
塗膜が「起きる」!?
中の壁も傷んでいる状態で、スカスカに
なっているのがわかります。
壁の強度を上げて下地を整えるように、
屋根にも使用している強化シーラーを塗ってみました。
なんと、塗膜が起きてしまいました。
寝てたのかい?
【塗膜が起きる】という現象は、固まっているはずの
旧塗膜がシンナーの成分に反応して
ふにゃふにゃと浮いてしまうような現象です。
剥がれを起こしている部分に溶剤系の塗料を
使用したりすると、たまに起こります。
この状態だと、きれいにおさまらないので、
再度ケレンして、下地をパテで埋めることにしました。
ようやく下地処理完了!
この上から改めて、塗装を行います。
外壁塗装は、新築の現場を除いて、すでに多少ダメージが
ある外壁材や塗膜の上から施工するため、
現場ごとでこういったトラブルが起こり得ます。
パッチテストをしてみたり、
試行錯誤を繰り返しながらより良い仕上がりになるように
工夫を凝らしてくれています。
ボロボロにサビたフェンスは・・・
最初は傷みがひどくてボロボロだったベランダのフェンスも、
ケレンして金属パテで直してくれてありました。
↓施工前
↓ケレン後
↓施工後
本当にありがたい限りです。
お施主様にも、やってよかったと思っていただける
施工をしていきたいと思います。