蒲郡市の大きな和風の家
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
蒲郡市の施工現場
今日は、蒲郡市三谷町にある現場へ行ってきました。
三谷駅にほど近いこの現場は、和風の大きなお宅です。
まだ塗装作業が始まったばかりで、手つかずの部分が多い印象です。
和風の家の特徴
今日は、雨戸と戸箱(戸袋とも言います)の塗装をしていました。
和風のお宅の特徴としては、
・窓が大きく、特に南面は意外と外壁の塗装面積が少ない
・瓦屋根
・木部が多い
・銅が施工されている
・シーリングの施工箇所が比較的少ない
というようなことが挙げられます。
※もちろん、例外はあります!
この現場も・・・
この物件も日本瓦の屋根で、木や銅が多用されているのが目立ちます!
こういった和風の家屋は、一箇所あたりの塗る面積は多くなく、足場や屋根の上を
移動しながら塗ったり、養生しないといけない部分も多く、
塗装面積のわりに手間がかかりやすく、現場を確認するのでさえ一苦労です。
雨戸は34枚!
雨戸や戸袋も箇所が多く、なんと脅威の34枚だそうです。
雨戸は、凹凸の深い形状をしているので、一枚あたりは平均2㎡程度ですが、
塗るのはかなり大変な部類です。
塗りにくい形状の雨戸は職人泣かせ
刷毛やローラーを使って塗ることもできますが、今回は吹付けのスプレーガンを
使用して塗装していました。
スプレーガンを使用すると、凹凸の部分もきれいに早く塗ることができて
塗り上がりもムラなく仕上がるのできれいです。
養生が大変な吹き付け塗装
ただ、どうしても周りに飛散はしやすくなるので、養生に手間がかかります。
戸箱は外せないので、周りをしっかり養生して飛散しないように注意しながら吹きます。
雨戸は、外して作業スペースの確保できるところに集めて塗っていきます。
スプレーガンは電気式で、コンセントを繋いで使用していました。
スプレーガンを使えばガスは必要ない
スプレー塗装というと、ラッカーのスプレー缶を連想しますが、
刷毛やローラーで塗るときと同じ塗料をボトルにセットして使用します。
ガスのようなものも別途必要になるかと思いきや、電力だけで吹けるそうで必要ないそう。
一回の補充で7~8枚程度塗れる!
ボトルには、目盛りがついていてこのボトルは450ml程度入ります。
一回の補充で、雨戸7~8枚程度塗ることができるそうです。(※一層分)
早速中塗り
前回のときに下塗の錆止めは塗装済みなので、中塗りの溶剤系の塗料を
塗っていきます。
まずは周りから塗っていきます。
凹凸の隙間にも塗り残しがないように、一列ずつ慎重に塗っていきます。
ローラーで塗ったときよりも薄付きになりやすいそうで、中塗りの段階で2回通り
吹付けをしていました。
使う道具で塗料の使用量や膜厚の差がでないように工夫しているそうです。
スピードと塗り上がりの綺麗さに定評
それでも、2回通り塗っても刷毛とローラーで塗るよりは早く塗れるそうで、
こういった雨戸の枚数の多い現場では特に重宝します。
中塗りが終わった雨戸は、乾かして更にもう一回上塗りを行いますが、
上塗りの際は雨戸をひっくり返して中塗りのときと逆の向きで塗ることで
塗り残しがないように目線を変えながらチェックできるそうです。
いくら道具で効率化されているとはいえ、34枚をそれぞれ3回塗りするのはなかなか骨の折れる作業
です!
まだまだ暑いので、根を詰めすぎないように休憩しながら
作業してほしいものです。