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ベテラン職人が語る塗装の歴史

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2025.10.14 (Tue) 更新

こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。

今日は、豊橋市西七根町むつみね台にある現場へ行ってきました。

付帯部の上塗り作業

今日は、付帯部の上塗り作業を行っていました。
雨樋の様子です。

下地と極端に色を変えると透けやすい

中塗りまで終わっている部分ですが、やや下の色が透けています。

濃い色の部分を白く塗ると、一回の塗装では下地の色が透けてしまいます。
この上から、しっかりと上塗りを行って下地の色が透けないように仕上げていきます。

仕様書外のところはセンスが物を言う

こういった付帯部は、仕様書で色が決められているので仕様書どおりに仕上げて行きますが、
実際現場では仕様書には書かれていない細かい部分が存在します。

例えば、このようなエアコンの配線は壁と同じ色で塗ったりします。

この現場は、壁の色が1階と2階で異なるので、この間の蛇腹の部分は何色で塗るのか
は現場での判断になり、センスが問われるのだそう。

他にも、雨樋を固定する部分と壁の堺目をどこにするのかなど、細かいことをいえば
たくさんあります。

この現場の雨樋の固定器具は、形が養生しにくく、色分けもあるため職人泣かせです。

百戦錬磨の職人でも珍しく感じる現場

この現場の職人は、この道20年を超えるベテランです。

細かいところまで綺麗に仕上げるこだわりを持った職人で、安心して現場を任せられる方です。

そんな長い職歴を持つ職人でも、この現場は特殊に感じたそうです。

モニエルは波型が多い

特に珍しかったのは、モニエル瓦の形が平たいことです。

モニエル瓦とは、窯業系の瓦と違いセメントでできた瓦で、塗装の必要がある下地のため、
今回ももちろん塗装を行ったのですが、モニエル瓦はグニャっとした波形のイメージが強かったので、
私も現場をみて珍しいなと感じました。

モニエルの形は作業の進捗に大きく影響

モニエル瓦は、塗料を吸い込みやすいため、下塗りを2回行う4回塗りの工程なので手間がかかります。

波型の一般的なモニエル瓦だと、大きいローラー塗りにくいため小さいローラーを使って
塗って行くそうですが、その点は平らな形でやりやすかったそう。

ベテラン職人が語る道具や塗料の変化

長く職人をやっている間に、道具や塗料もいろいろ変化しているそう。

20年くらい前は、ローラーにも種類があまりなく、小さなローラーがなかったそうで、
当時モニエル瓦を塗装するときに屋根を全部刷毛で塗ったことがあるそうです。

ローラーが主流になり効率化

刷毛とローラーだと、だいぶ効率も違うので、今でもその時は大変だったと記憶に残っているそうです。

ローラー自体は昔からあったことにはあったそうですが、ローラーを使うと気泡が入りやすく、
トタンや雨樋などの表面がツルッとした素材にはとても使えなかったそうで、
今のような気泡のつきにくい毛質のローラーが出回る前はすべて刷毛で塗っていたそうです。

ローラーの種類も豊富に!

今では効率を考えるとローラーのほうがはるかに早いので、なるべくローラーを
使いたいというのが本音で、付帯部のような狭い箇所や、トタンのようなツルッとした
素材でも塗りやすいように大きさや太さ、毛足の長さなども様々なタイプのローラーが
あり、だいぶやりやすくなっているそうです。

塗料は長持ちになっただけではない

同時に、塗料もどんどん改良されてきています。

営業の目線でいうと、塗料の寿命を左右する『耐候性』に目がいきがちですが、
それだけでなく乾燥するのが早くなったり表面を滑らかに均一化しやすくもなっているそうで、
昔に比べて乾燥するためのインターバルになる時間を短縮できたり、刷毛目などの
塗り痕が目立ちにくくなっていたり、塗料の伸縮性が伸びていることから、シーリングの上に
塗れる塗料が増えて来ていることも現場にとっても嬉しい変化です。

『やり方』は職人仲間と情報交換で効率化

ベテランで長くやっていると、『自分のやり方』が確立されて新しいものを遠ざけてしまいそう
なイメージがありましたが、この職人さんはむしろ新しいアイテムはどんどん取り入れて
作業の効率化を図ったり、自分よりも経験が浅い職人とも積極的に情報交換して
より良い施工をしようと努力しているところが、本当に素敵だし尊敬できると感じました!

新アイテムを起用!美しいラインを出す『アクリコNB』

この現場でも、まだ最近取り入れた新アイテム、『アクリコNB』を使用しました。

どのように使うかというと、色の境目の養生テープの上から塗って使用します。

養生テープを貼った上から塗装すると、綺麗にラインが出るといいのですが、
どうしても下地が真っ平らではないので、養生テープの下に塗料が入り込んで
ラインがガタガタになってしまうことがあります。

こういった部分は、最後のタッチアップ作業で補修していくのですが、
塗料を塗る前にアクリコNBを塗っておくと・・・

このように一発できれいなラインが出せます!

これも作業の効率化ですが、成功率は100%ではないようで、ラインが崩れている部分も
見受けられました。

これも、実際にいろんな現場で使ってみないとわからない部分なので、
経験豊富な職人が情報交換しながらより効率化を求めるのも納得ですね!

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