マステックでぼこぼこ仕上げ!
こんにちは。
河合塗装工業営業の伴です。
今日は、豊橋市東小鷹野町にある現場へ行ってきました。
最後の手直し作業中
いよいよ今日で塗装作業が完了する予定で、
仕上げ作業に入っていました。
全体的に規定の回数の塗装が済んでいて、養生も外してあり
ほぼ完成している状態ですが、最後にタッチアップを行っていきます。
タッチアップは仕上がりをグッときれいにするための大事な作業
タッチアップは、塗り残しや色の透けがあるところを
更に塗ったり、色の境目や養生してあった部分のラインをきれいに
整えていく作業です。
これをやるかやらないかで、仕上がりの綺麗さが全然違います。
養生テープは絶対じゃない
養生テープが貼ってあればラインが綺麗に出るものかと思っていましたが、
必ずしもそういう訳ではありません。
下地がぼこぼこしていたり、使用する塗料が浸透しやすいタイプの
ものだったりすると、養生テープの隙間に入り込んでしまい、ラインが
ガタガタになってしまうそうです。
養生を剥がして見てわかるラインのガタガタを修正していく作業!
なので、改めて養生テープを貼り直して、もう一度まっすぐなラインになるように
塗り直していきます。
最初から綺麗なラインにするためのアイテムも・・・
最近では、ラインが養生テープを剥がしたときに一発できれいに出るように、
専用のボンドを使って施工する方法もあるそうです。
アクリコNBというボンドで、ラインを作りたい部分にあらかじめ
刷毛で塗って、その上から養生して普通に塗装を行うだけで、
塗料が養生の下に入り込んだり、養生を剥がすときに引っ張られて
破れるのを防いでくれるそうで、特にラインをきれいに出すのが難しい
木部の梁でもこのとおりです!
ラインがきれいに出にくい場面で活躍しそうです!
塀の塗装時も、下がコンクリートだったりするとラインがガタガタになりやすいので
活躍しそうなアイテムです。
一方、旧塗膜の膨れが気になった塀は・・・
塀の塗装も完了していました。
塗装前の下地は、膨れを起こしてしまっており、
膨れの部分はケレンで撤去してありました。
リシンの質感を再現する塗り方!
もともとは、リシンが施工されており、ザラザラした質感でしたが、
旧塗膜を剥離した部分は、このまま塗るとその部分だけツルッとした表面になり、
きれいに仕上がらないため、マスチックローラーを使って模様をつけてくれました。
普通のローラーとは一味違う!マスチックローラーとは?
マスチックローラーは、このようなスカスカした網のような形状のローラーで、
厚みの出るボテッとした塗料をこれで塗ると、ボコボコした模様を作ることができます。
塗料は、ソフトサーフという下塗り材を使用したそうです。
仕上がりのイメージに合わせて使い分けるサーフとソフトサーフ
普通の塗料と比べると、ふわっとした生クリームのような質感です。
通常のサーフを使用してもできるそうですが、仕上がり具合が変わってきます。
ソフトサーフを使用したほうが、よりツンツンとした感じが出ます。
表面に凹凸をつけることで自然な仕上がりになりました!
見積もりの時点では、塗装面積や使用する塗料のグレードの提案にとどまるのですが、
現場では状況に合わせていろんな工夫をしながら施工してくれているので、
本当に職人さんには感謝です!
これで完工したら足場を外してついにお施主様にお披露目です。
仕上がりに満足していただけると嬉しいです!